仮想通貨ってニュースとかでは見るけど、なんか怖くて始められない…
株式とかの投資と何が違うのか分からない
仮想通貨って興味はあるけど「なんとなく怖いよな」と思っている方は多いと思います。
私もそうでした。ただ勉強して正しい知識を身につければ、そのリスクを最小限に減らすことができます。
この記事では、以下のことを解説していきます。
この記事で分かること
・仮想通貨が怖いといわれるリスクについて
・リスクを抑えるための対策
・仮想通貨を安心して使うための基礎知識
初心者の方にも分かりやすく解説していきますので、正しい知識を身につけて、
仮想通貨に対する不安を取り除きましょう。
目次
仮想通貨はなぜ怖いイメージがあるのか
仮想通貨はなぜ怖いとか、危ないからやめておいたほうがいいと言われるのでしょうか?
もちろん仮想通貨も投資なのでリスクはあります。
正しいリスクを理解することで、「実は危なくないかも」ってわかっていくと思います。
・仮想通貨のリスク①:価格の値動きが激しいリスク
仮想通貨は、株式やFXと比べて、価格変動が大きいとされています。
そのため、大きく利益が出せる一方で、大きな損失が発生するリスクが高い。
この価格の値動きの幅を「ボラティリティ」といいます。
「ボラティリティ」には、いろんな考え方があり、安値の時にビットコインを買い、上がったときに売れば大きく利益を出すことができます。
ボラティリティが大きい状態であればあるほど、値動きが大きく、1日で資産のほとんどを失ってしまうこともありますので注意が必要です。その反対に、短期間で大きく利益が出て億り人が出たこともあります。
・仮想通貨のリスク②:仮想通貨取引所がハッキングされるリスク
仮想通貨はインターネット上で取引されるので、少なからず、ハッキングの被害に遭う可能性はあります。
過去に何度か取引所がハッキングされたというニュースをみたことがある方もいると思います。
このことから、金融庁は、「金融庁が登録した取引所で取引をするように」と呼びかけています。
ただ、注目して欲しいのは、「国内の仮想通貨取引所では、ハッキング被害がほとんど起きていない」ことです。
・仮想通貨のリスク③:セルフゴックスによるリスク
「セルフゴックス」とは、自分のミスによって仮想通貨を失うことです。
・送金アドレスのミスによる消失
・ウォレットの秘密鍵を無くしてしまった など
仮想通貨では、取引にアドレスを使用しますが、間違ったアドレスに送金してしまうと、そのコインは回収することができなくなってしまいます。
また、仮想通貨取引所では、自分の仮想通貨の秘密鍵を用いて管理するような仕組みとなっています。一種の暗証番号だと思ってください。
そのため、秘密鍵を紛失してしまうと、所有する仮想通貨を取り出すことができなくなってしましますので注意が必要です。
このようなミスをなくすためにも、秘密鍵やアドレス、パスワードなどの管理には気をつけましょう。
リスクを抑えるための対策
仮想通貨にはどんなリスクがあるかを知った上で、
リスクをできる限り抑えるために、取引を始める前にしておくべき対策を紹介します。
リスクをできる限り抑える対策
・余剰資金で少額から始める
・信頼できる取引所で始める
最近では、インターネットやSNSなどで、「こんなに儲かりました!」という偽りの情報や「絶対に値上がりするからこれを買った方がいい」などと謳う詐欺も起きています。
仮想通貨を購入する際には、日頃から仮想通貨に関する正しい知識を身につけ、常に最新の情報をチェックすることが大切です。
インターネットや書籍などである程度の基礎知識をつけてから投資するようにしましょう。
書籍で一番最初に読むなら「世界一優しい暗号資産の教科書」がおすすめです。
・リスクを抑える対策①:余剰資金で少額から始める
初心者がいきなり仮想通貨に大金を投資すると、価格変動の激しい市場にうまく対応できずに、大きな損失を生む可能性が高いです。
株式でも仮想通貨でも同じことが言えますが、「投資は長期的にお金を増やしていく」というようなマインドが必要です。
仮想通貨は価格変動が大きいので、短期的に儲けようと「これで人生一発逆転だー!」と大金を投資するのは危険です。
なので、最初は損しても問題ない少額の資金から投資することをお勧めします。
・リスクを抑える対策②:信頼できる取引所で始める
仮想通貨取引所では、取引所のハッキングや倒産などが原因で、大きな被害を受けることがあります。
事前によく調べておくことが大切です。
取引所を選ぶポイントとしては、金融庁の登録を受けていること、大手であること、上場企業が運営していることなどを基準に選ぶようにしましょう。
ところで仮想通貨とは
一応確認ですが、仮想通貨とは、理解できていますでしょうか?
仮想通貨とは、簡単にいうと、これまでの概念とは全く異なる「デジタルなお金」です。
仮想と聞くと、「なんで目に見えないのにお金があるの?価値があるの?」と思うかもしれませんが、
暗号化された資産(お金)と考えるといかがでしょうか。
人類は、技術が発展していき、デジタル化が進む中で、お金だけはデジタルにすることができませんでした。
デジタルなものは簡単にコピーできてしまいますよね。海賊版のDVDや動画、音楽など。
もし、そのようにお金もコピーできてしまったら大変ですよね。
そこで、改ざんや不正が限りなく不可能な技術を使って、作ったお金が仮想通貨です。
この改ざんや不正が限りなく不可能な技術が「ブロックチェーン」という技術です。
ブロックチェーンとP2P(ピアツーピア)の基礎知識
ブロックチェーンとは、「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のように繋げ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」です。
昔からあったP2P(ピアツーピア)という技術を発展させています。
P2Pは、仲介者を必要とせずに、全員が直接通ながり合うことを意味しています。
KDDIのhttps://biz.kddi.com/beconnected/feature/2021/210303_2/より引用
例えば、Googleのメールシステムの「Gmail」。Googleにはこのような中央サーバーがあり、私たちがメールを送信すると、このサーバーを経由して相手に送られます。
しかし、このサーバーに不具合が起きてしまうと、メールが届かないといった不具合が発生してしまいます。
一方で、スマートフォンを使う上で、欠かせないものと言ったら「LINE」ですよね。
「LINE」ではこの中央サーバーが存在せず、直接相手にメッセージを送ることができるようになっています。
これがP2Pの技術です。
このように、どこかを解することなく直接個人がやり取りする仕組みを「P2P(ピアツーピア)」といい、この仕組みを世界中で繋げたものが「ブロックチェーン」です。
1つのサーバーに依存するのではなく、1人1人が管理者ということになります。
そう言った面でも、ハッキングや不正がされにくくなっており、安心して使えるサービスだと思います。
実際、ビットコインは2009年に運用開始してから一度も止まることなく稼働し続けているシステムなのです。
まとめ
ニュースなどで、仮想通貨の取引に関する怖い情報を耳にして、「仮想通貨は危険だからやめた方がいい」など思っている方も多いと思います。
しかし、仮想通貨が出回り始めた初期の頃と比べると、トラブルの状況は、かなり改善されているはずです。
どんな投資にもトラブルやリスクはつきものです。
日頃から、情報収集をしっかりと行い、リスクを抑えるポイントを理解しておくことで、安心して仮想通貨の取引を行うことができると思います。
まずは、少額から、挑戦してみてはいかがでしょうか。