新NISA開始やSNSで投資について発信している人が増えていることから、最近投資を始める人が多くなってきています。
「投資に興味はあるけど株式って何?…
何を買ったらいいの?」
と悩む人も多いと思います。
この記事では、以下のことを解説していきます。
◯株や積立投資を始めたいけど…何から始めればいいか分からない
◯投資初心者が株を始めたら、大損しそうで怖い…
◯将来や家族のために資産を増やすための投資のやり方を知りたい
僕は会社員をやりながら、仕事やスキマ時間を使って
・つみたてNISAで資産運用
・定期的な配当金&株主優待品
・売買益(株を売って得る利益)
・仮想通貨で資産アップ
これらを使いながら、少しずつ資産を増やしています。
※投資は自己責任となります。この記事で紹介した銘柄が絶対に利益を保証する訳ではありませんのでご注意ください。
目次
株式とは?
①:株式とは
株(株式)とは、企業が事業に必要な資金を調達するために発行しているものです。
株を買い、株を保有するということは、出資者となり、会社のオーナーになるということです。
株は、企業の業績などにより価値が変動します。その変動を利用して利益を狙ったり、株主になることにより得られる権利もあり、資産運用の1つ手段として魅力的な商品です。
株の取引とは、『自分のお金で上場している企業のお金を買ったり、売ったりすること』を言います。
株を買って値上がりしたら売って利益を出したり、企業から配当金や株主優待をもらえることもあります。
②:株取引をする3つのメリット
株取引をするメリットとして、以下のことがあります。
①値上がり益に期待できる
②株主優待を受け取ることができる
③配当金を受け取ることができる
株取引をするデメリット
株取引ではたくさんのメリットがありますが、もちろん良いこと尽くしではありません。
投資のリスクとして、以下3つは押さえておきましょう。
①元本割れ
②倒産による資金損失
③流動リスク
デメリット①:元本割れ
株には元本の補償がないため、購入銘柄の株価が値下がりすると購入時よりも価値が下がることによる損失が生まれます。
株価が高いほど値下がりする幅は大きくなります。
株価が下がる要因は、企業の業績悪化や不景気、災害(大地震やコロナ)などさまざまに影響します。
Aの株を10万円で購入し、株価が7万円に下がった時に売却したら差額の3万円が損失となります。
デメリット②:倒産による資金損失
会社が経営破綻などで倒産すると、株式の価値は更に大きく下がります。
最悪な場合は株式の価値がゼロになる可能性があるので、銘柄選びは慎重に行うことが大切です。
ただし、自分の資金内で取引を行う“現物取引”であれば、借金を背負うことはありません。
借入をして投資をする“信用取引”を行う場合は借金になる可能性がありますので、初心者の方は特に注意しましょう。
デメリット③:流動性リスク
人気がない銘柄は流通量が少ないため、売りたい時に売れないことがあります。
急に資金が必要となり株を売ろうとしても、流動性が低いと売却に時間がかかったり、予想以上に安い株価で売らないといけなくなったりします。
リスクの軽減方法
株のデメリットを聞くと投資をためらう方も多いかもしれませんが、行動しないと資産は増やせません。
投資はハイリターンを求めるとリスクは高まりますが、ローリターンを求めればその分リスクを軽減することができます。
リスク軽減方法①:積立投資(ドルコスト平均法)
引用:外貨どっとコム
株価は変動するので、一番安い時期は誰にもわかりません。
そのため、投資では1度に全部購入するのではなく、、一定の金額を少しずつ買っていくことが一番とされています。これをドルコスト平均法と言います。
リスク軽減方法②:長期投資
短期になればなるほど株価の動きに左右されやすく、値動きによっては損してしまうことが多いです。
初心者の方は長期的に見て成長が期待できる銘柄を選びましょう。
長期的に見れば、多少株価が下がっても気にする必要なく、将来的には上がる可能性が高くなります。
少し下がったからといってすぐに売却しないようにしましょう。
リスク軽減方法③:分散投資
引用:金融庁HP
1つの商品だけで運用するのではなく、投資先は複数に分散させて運用しましょう。
投資先を分散させておくことで、Aの企業の株価が暴落してもBの企業がカバーしてくれているので、リスクを抑えることができます。
投資先が増えれば増えるほどリスクは軽減されます。
また、銘柄の分散だけでなく、地域(国)の分散や購入時期の分散によりリスクを低くすることができます。
おすすめの投資商品
投資といえば株式投資を思い浮かべる方も多いと思いますが、他にもさまざまは方法があります。
前述の株の銘柄を分散させるのはもちろんですが、株とは別の金融商品を持つことで、さらにリスク分散することができるようになります。
投資に慣れてきたら自分の目的にあった商品を運用していきましょう
おすすめの投資商品①:投資信託
引用:投資信託協会のHP
初心者の方に一番おすすめな投資商品が投資信託です。
投資信託とは、株の詰め合わせパックを投資のプロに任せて運用してもらう商品のことです。
僕が初めて買った投資商品も投資信託でした。
個別で銘柄を買う必要がなく、投資信託を買って、積み立ての設定をしてしまえば、頻繁に株価をチェックしたり管理する必要がありません。
商品によっては100円からなど少額から始めることができるので、NISAやiDeCoでも人気の商品となっています。
投資信託は手間がかからない分、信託報酬として手数料が発生します。長期投資が前提となるため、手数料が低い商品を選びましょう。
おすすめの投資商品②:配当株投資
企業に投資をして、出た利益を報酬として配当金をもらう投資方法です。
投資に慣れてくると、「自分で銘柄を選びたい」と思う方も増えてくると思います。
そんな時に配当株投資をすることをお勧めします。
自分で業績や企業分析をして銘柄を選んで、個別に株を買っていくきます。
この時も銘柄、業種など分散させて投資していくことが大切です。
配当金生活できるようになりたいですね!
その他
これ以外にも以下のような投資方法があります。
リターンが高いものは取引タイミングなどが難しくなり、よりリスクも高まります。
・FX(外国為替証拠金取引):日本や外国の通貨を売買して、差額で利益を狙う投資法
・仮想通貨:インターネット上でやり取りできる仮想通貨の売買
・不動産投資:不動産を購入・運用して家賃収入や売買益を狙う投資
・先物取引:将来の価格変動を予測して、特定商品を満期日に決められた価格で契約取引して売買益を得る投資
投資もたくさん種類がありますが、まずは、投資信託などリスクが低いものから始めましょう!
NISA、iDeCoを活用しよう
投資をして利益が発生したら、その利益に対して約20%の税金が課される仕組みになっています。
その税金を非課税にする制度がNISA制度です。
2024年よりNISA制度が新しくなりますので、今のうちに制度の概要を覚えておきましょう。
いくらから買えるの?
株は高いというイメージがあるかもしれませんが、
必ずしもたくさんお金が必要というわけではありません。
株の取引は通常100株単位で売買されますが、
『1株から買える』『1,000円から買える』など
少額から投資できる証券会社がありますので、気軽に投資ができる環境が整っています。
◯株価(現在地)
最新の株価のこと。最新の株価とは、直近で取引が成立した値段を指します。
◯最低単位数(1株〜)
株式を買うのに必要な最低株数のこと。株式の購入では、銘柄ごとに売買する単位(単元)が決められています。
1株から売買できる銘柄や100株から売買できる銘柄など、銘柄によって異なります。
◯単元未満株
銘柄ごとに決められている単元(通常100株)未満の単位で取引される株式です。
まとめ
以上がざっくりですが、株式投資の基礎を解説していきました。
株式投資はリスクはありますが、資産形成をしていく上で必ずやるべきことだと思います。
「暴落が怖い」「やり方がわからない」で後回しにせず、1日でも早く始めていくことが大切だと思います。