シングルオリジンとは何か？　おすすめのコーヒーも紹介

近年、コーヒー業界はサードウェーブが到来したり、スペシャリティコーヒーが流行ったりしており、

コーヒーの品質は大きく向上しています。

市販のコーヒー豆や、ブレンドコーヒーも美味しいですが、

たまにはワンランク上のコーヒーを飲みたくなることもありますよね。

この記事では、シングルオリジンコーヒーについて解説しています。

また、おすすめのシングルオリジンコーヒーも紹介しているのでぜひご覧ください。

シングルオリジンとは何か？

シングルオリジンコーヒーとは、そのまま日本語に訳すと、単一産地のコーヒーという意味です。

1つの産地で生産されたコーヒーを混ぜることなく、その産地のコーヒーだけで仕入れたコーヒーです。

ここでいう産地とは、主に農園のことです。

コーヒーは、品種、精製方法、環境などによって風味が変わるため、

農園ごとに分けて出荷することで、その農園ごとの個性を楽しむことができるということができます。

さらに同じ農園であっても、品種ごとにロットを分けたり、「ウォッシュト」や「ナチュラル」といった精製方法ごとに分けたり、収穫したタイミングで分けたりと、

より細かいロット分けによって、それぞれの個性を楽しむことができるようになっています。

シングルオリジンの特徴

細かいロット分けのおかげで、混ぜてしまっては感じにくくなる、

その品種だからこその個性や精製方法による違いが、ダイレクトに感じることができます。

シングルオリジンはブレンドされた豆よりも生産地の個性が強調され、一貫した品質と管理が求められます。

生産者にとってはそれぞれの個性を評価してもらえることで、コーヒーの価値や収益増加に繋がります。

シングルオリジンコーヒーを選ぶメリットとデメリット

・メリット

シングルオリジンコーヒーの特徴を学んで、実際に飲みたくなってきた方も多いのではないでしょうか。

シングルオリジンコーヒーは、農園や産地ごとにそれぞれの個性があります。

一般的なコーヒー豆に比べ、値段は少し高めですが、

そのこだわった個性の味わいや風味の違いを実際に感じられることが、

一般的なコーヒーを飲むより価値があるでしょう。

農家ごとに細かく分けて、おいしさに応じた価格で買うシングルオリジンコーヒーを、

味わえることが感動的です。

・デメリット

シングルオリジンのデメリットとして、味わいが均一ではありません。

ブレンドコーヒーのように、バランスの取れたコーヒーではありません。

同じ品種でも、苦味が強く出たり、酸味が強かったりなど、個性が出過ぎることもあります。

そバランスの取れたコーヒーを求めている方には不向きかもしれません。

また、シングルオリジンのコーヒーはスーパーなどではなかなか手に入れることができません。

コーヒー専門店や、通販で購入する必要があるので、忙しい方にはデメリットとなるでしょう。

ストレートコーヒーとの違い

ストレートコーヒーとは、1つの生産地域のコーヒー豆を使ったものです。

シングルオリジンコーヒーよりも、大きなカテゴリーだと思ってください。

例えば「ブラジル」「キリマンジャロ」のように、地名がそのまま商品名になっているようなものです。

今でも、「ブラジル」は苦味と酸味のバランス型、「エチオピア」は酸味が強くフルーティーと言った具合に、「ストレート」の分類を基準にコーヒー豆の味わいや傾向を語ることが多いです。

ただ、それらのコーヒー豆をひとまとめにしてしまうと、クオリティーの高い豆も個性が失われてしまうため、「シングルオリジン」という、より細かい分類が注目されるようになりました。

おすすめのシングルオリジンコーヒー

・イヌイットコーヒーロースター　スペシャリティコーヒートライアルセット

こちらは合計400gのお試しセットです。

スペシャリティコーヒーのみを使用したブレンド3種＋シングルオリジン6種の中から、

自由に4種類選ぶことができます。

中でも、

「エチオピア　イルガチェフェ　ナチュラル」は、

グレープやライムの華やかな酸味が特徴的でとても美味しかったです。

もう一つおすすめが、

「ルワンダ　ミビリマ　ウォッシュト」です。

オレンジのような柑橘系のフルーティーさが特徴的で、後から爽やかな梨のようなジューシーさが鼻を抜けていきます

・Post Coffee

コーヒーのサブスク「Post Coffee」もおすすめです。

Post Coffeeが扱う豆は全てスペシャリティーコーヒーです。

コーヒー診断をして、自分好みの3種類のコーヒー豆が、毎月届きます。

約30万通りから自分好みの豆を選んでもらえるのはすごいですよね。

今まで送られてきたコーヒー豆の中で、個人的におすすめは、

「ルワンダ　ニャルシザ　ロット.2」です

クレメンタイのような柑橘系の爽やかな風味が特徴的で、カモミールティのようなフローラルな後味で、毎日飲んでも飽きないおいしさでした。

まとめ

シングルオリジンコーヒーの人気が高まっている理由は、コーヒーの多様性を楽しむことができるだけでなく、

その産地へのリスペクトや持続可能な農業への支援も含まれています。

生産者たちのコーヒーへの想いを感じながら、たくさんのシングルオリジンコーヒーに出会いたい。

おいしさを軸とした、生産者と消費者の循環が広がっていったら良いですね。

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