「自宅でコーヒーを始めたいけど、どのコーヒー豆を買えば良いかわからない」
コーヒー屋さんで豆を買うときに「どの焙煎度の豆にしますか？」
こう聞かれたことはありませんか？
浅煎り、深煎りとはコーヒー豆の焙煎度のことですが、
焙煎度合いはコーヒーの味を決める大切な要素の1つです。
豆の種類が同じでも、焙煎度が違うだけで味は驚くほど変化します。
自分好みのコーヒーを見つけるには、焙煎度合いで味がどのように変化するのか知っておくことが大切です。
自分の好みを見つけて楽しいコーヒーライフを送りましょう。
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目次
焙煎とは何か？
焙煎（ロースト）とはコーヒーの生豆を煎る工程のことです。
コーヒー豆というと、黒っぽくてツヤツヤした香ばしい豆を思い浮かべると思いますが、
それは、焙煎した後のコーヒー豆です。
精製、脱穀などの処理をしたコーヒーの生豆は薄黄緑に近い色をしています。
生豆はほとんど味がなく、青臭いため飲料には適していません。
この生豆を焙煎することで、初めてコーヒーらしい味と香りが生まれます。
焙煎度合いを知る
焙煎による生豆の変化は8つの「焙煎度合い」に分かれます
1、ライトロースト
最も浅煎り。コクや香りが薄く、この状態で流通されることはほぼない
2、シナモンロースト
薄い浅煎り。苦味はなく、酸味が強い。コーヒーらしい香りが出始めてるが、飲むにはまだ不向き。
3、ミディアムロースト
通常の浅煎り。やや強めの酸味で、ほんの少し苦味も感じる。
・適した銘柄：モカ、キリマンジャロ
4、ハイロースト
中煎り。ミディアムローストに比べて風味、味が強くなり、酸味とかすかなコクが感じられる
・適した銘柄：ブラジル、コロンビア
5、シティロースト
中煎り。チョコレート色で酸味とコクのバランスがちょうど良い。初心者が味の基準にしやすい。
6、フルシティロースト
中深煎り。コクの中に感じられる程度の苦味が出始めている。酸味はごくわずか。
7、フレンチロースト
深煎り。濃いチョコレート色をしており、しっかりとしたコクや柔らかな苦味がある。
一般的にエスプレッソ用として使用される。
8、イタリアンロースト
深煎りの最上級。色は黒に近い。わずかに焦げた風味と刺激的な苦味が特徴。
8段階の焙煎度合いは、コーヒー豆の種類や販売しているお店の方針などで微妙に異なることがあるので、購入の前に店員さんに確認してから買いましょう！
浅煎りコーヒーについて
一般的にライトロースト〜ミディアムローストまでが浅煎りと言われています。
酸味がよく効いていて、浅煎りコーヒーの芳醇な香りが楽しめます。
・浅煎りの特徴
浅煎りのコーヒーは酸味をしっかりと感じられるのが特徴です。
苦味は少なく飲んだ後の風味を楽しみたい方に適しています。
花のような香りや果物のようなフルーティな風味を楽しむことができるコーヒーです
深煎りコーヒーについて
焙煎時間が長い深煎りコーヒー。
一般的に焙煎が進むにつれて、酸味の強いものから苦味の強いものに変わっていく特徴があります。
コーヒーならではの香ばしくて苦い風味が楽しめます。
・深煎りの特徴
深煎りコーヒーの味の特徴は、苦味の強さです。
酸味はほとんどなく、より一層苦味を楽しむことができ、味わいも濃く変化します。
苦味控えめなコーヒー豆を深煎りにすると、ビターな風味が増え、いつもと違った風味を感じることもできます。
中煎りコーヒーについて
浅煎りと深煎りの中間の焙煎度合いです。
お店によっても比較的味のバラつきが少ないので、初心者の方は、まず中煎りを基準に試すと良い。
・中煎りの特徴
中煎りコーヒーは、酸味、甘み、苦味のバランスの良いコーヒーです。
程よい苦味にコーヒー豆本来の味わいも感じられるので、日本人の口に良く合うとも言われています。
コーヒー豆で迷ったらまず、中煎りを買っておけば間違い無いでしょう。
自分好みの焙煎度を見つけるには
1種類の豆でも焙煎度合いによってコーヒーの味は変化します。
自分の好きなコーヒー豆も、焙煎度合いを変えて飲み比べてみることで、新たな味や風味に出会うことができ、楽しみ方が広がります。
好みの焙煎度合いを見つける際には、「酸味」「苦味」の2つを基準に飲み比べてみると良いと思います。
見つけ方
まずは自分の好きなコーヒー豆で中煎りを試してみます。
中煎りを飲んでみて「もっと苦味が欲しい」と感じるか「もっと酸味が欲しい」感じるかで好みの焙煎度合いがわかってきます。
自分好みの焙煎度が分かったら、今度は別のコーヒー豆でも同じように試してみます。
苦手だと感じていたコーヒー豆も、焙煎度合いを変えて飲んでみると
「意外と自分の味覚に合っていた」と感じることもあると思います。
豆を選ぶ前に知っておきたいこと
1、コーヒーの酸っぱい、苦いは焙煎度合いで決まる。豆の違いではない。
2、お店によって焙煎度合いが違うので、店員さんに確認してから買う。
3、コーヒーに砂糖やミルク入れるのが好きな方は深煎りがおすすめ。
まとめ
浅煎りと深煎りのコーヒーは、焙煎度によって風味や味わいが大きく変わります。
・浅煎りは酸味が強く、苦味が少ない。
・深煎りは苦味が強く、酸味が少ない。
自分の好みのコーヒー豆に出会えると、その後、お湯の温度を変えてみる、抽出速度を変えてみるなど、コーヒーの世界がどんどん楽しくなっていきます。
ぜひ、自分の好みを見つけてコーヒーをもっと好きになっていきましょう。
自分の好みを診断できるコーヒー診断も楽しいので、コーヒー選びの参考になれば幸いです。
