こんにちは、たーけんです
コーヒーって美味しいですよね。
コーヒーに魅了されると、歴史とか背景に興味が湧いてきますよね。
そこでこの記事では、コーヒーの起源や発祥地、現代までの興味深いエピソードや進化を探求していきましょう。
目次
1、コーヒーの起源にまつわる伝説
もともと野生の木だったコーヒーは、どうして人々は気づき、生活に浸透していったのか。
コーヒーの起源については諸説ありますが、コーヒに関する伝説を3つご紹介します
・9世紀 ヤギ飼いカルディの伝説
はるか昔、9世紀頃。
エチオピアにカルディというアラビア人のヤギ飼いがいました。
彼は、ヤギが突然騒がしくなって飛び跳ねるという出来事に悩まされて、近くの修道院を訪れて相談をしました。
一緒に原因を調べてみると、牧草地に生えている真っ赤な実を食べた後に、ヤギが興奮女王隊になることがわかりました。
不思議に思ってその実を食べると、自分たちも興奮状態になったのです。
修道院の院長は、自分のもとで修行する修道僧にも飲ませてみたら、居眠りをしなくなったそうです。
こうして魔法の木の実として人々に広まっていき、コーヒーの木の栽培も広がってったそうです
・13世紀 シーク・オマールの伝説
現在のイエメンであるモカでは、伝染病が流行っており、祈祷師であるシーク・オマールは祈祷で大勢を救います。
オマールはモカ王女の伝染病の治療に訪れ、オマールは王女の病を治癒させました。
オマールは、王女に王女に恋心を持ってしまいますが、怒った王によって町から追放されてしまいます。
山の中で空腹に耐えられなくなったオマールは、小鳥がついばんでいた赤い身を食べました。
すると、なぜだか力がみなぎり、元気が出たことを実感します。
やがて赤い身を煮出してスープのようにして食べるようになり、これが病人に使えると考えました。
その後、この実を持ち帰り大勢の病人を救ったとされています
・15世紀 ゲマレディンの伝説
アラビア半島南端の都市、アデンの立法学者ゲマレディンは、研究に明け暮れていましたが体調を崩してしまします。
以前エチオピアの旅で飲んだ赤い実のことを思い出し、その効能を確かめようと現地から取り寄せ、飲んでみると、元気が出て眠気が消えました。
そこで修道士達にこの飲み物を勧め、やがて仲間や商人たちにも広まっていったとされています
2、コーヒー栽培のはじまり
コーヒーの歴史は古く、9世紀ごろにはコーヒーの身が食されていたという記録や、
氷河期時代から育っていたのではないかという説もあるほどです。
エチオピアの西部にあるカッフェ(KAFFA)という地域に生えていたことから、この地名がコーヒーの語源とされています。
人々の居住区が東や南に広がっていくにつれて、コーヒーの木の栽培も広がっていきました。
15世紀には中東のイエメンでコーヒーが栽培され、その後コーヒー栽培の競争が激しくなっていきます。
17世紀にはオランダが中東地域からコーヒーの苗を手に入れることに成功し、植民地で栽培。
インドでの栽培は失敗しましたが、インドネシアのジャワ島の西部にあるバタヴィア(現在のジャカルタ)での栽培は成功し、インドネシアの他の島のスマトラ島やスラウェシ島などにも栽培が広がり、
オランダを軸としたコーヒーの取引が盛んになっていった。
・中南米への広がり
1706年、ジャワ島からオランダのアムステルダムに持ち込まれたコーヒーの苗木が、後に世界に大きな影響を与えることになります。
1714年オランダのアムステルダム市長が交流のあったフランス国王のルイ14世にコーヒーの苗木を送りました。
その木はパリの植物園で保管されていましたが、フランス海軍士官のガブリエル・ド・クリューが国外で新たにコーヒーの木の栽培を始めようと、苗木を持ち出し、カリブ海に浮かぶマルティニーク島へ辿り着きます。
この島はジャワ島に気候が似ていたため珈琲の木の栽培は大成功します。
この時のコーヒーの木は「普遍的な」という意味の「ティピカ」と名付けられ、その後ジャマイカ、ドミニカ、コスタリカと広がっていきます。
また、オランダの苗木は別ルートでブラジルにも渡り、ペルー、メキシコ、コロンビアと伝わっていき、最終的には中米全域で栽培されるようになった。
・東アフリカへの広がり
インド洋に浮かぶ、当時のフランス領ブルボン島では、1715年ごろ、フランス人宣教師がイエメンから持ち込んだコーヒーが栽培されるようになった。
そして甘さが特徴的な「ブルボン」という品種は、カトリック宣教師の手によって東アフリカの地域に持ち込まれていきます。
そしてケニアにも渡り、イギリスの植民地下で栽培が広がり、世界有数のコーヒー生産地となっていきました。
・ヨーロッパへの広がり
イギリスでは1650年ごろにオクスフォードでコーヒーハウスが誕生。
その2年後にロンドンにも開業し、コーヒー片手に新聞や雑誌を読んだり、世間話しをしたりしていました。
その後もコーヒーハウスは広がっていき、17世紀末にはフランスやドイツ、イタリアなどヨーロッパに広がっていった。
コーヒーは当初、朝食によく飲まれていたビールやワインに取って代わるようになり、お酒の代わりにコーヒーを飲んだ人は、1日を元気に過ごすことができ、仕事の質も向上したようです。
現代の「オフィスでコーヒーを飲みながら仕事を行う」の先駆けですね。
・アメリカへの広がり
17世紀中頃にアメリカにもコーヒーが持ち込まれました。
ニューヨークはコーヒー豆の国際的な取引場となり、ニューヨーク、ボストンでも続々とコーヒーハウスが開店していった。
米英戦争の影響でアメリカ国内に入ってくる紅茶の量が激減すると、国民は一気にコーヒーを好んで飲むようになりました。
アメリカの独立後、カリブ海のマルティーニ諸島、ハイチ、ブラジルから大量のコーヒーが流入してきたことで、一気に普及し始めた。
ちなみに、世界的に大人気のスターバックスは1971年にシアトルで誕生しました。
コーヒー焙煎を主体としたお店でしたが、1982年、会長兼CEOであるハワード・シュルツの提言により、エスプレッソ主体のドリンクの販売していったそうです。
日本への進出
1700年ごろ、ついに日本にもコーヒーが入ってきます
初めて日本にコーヒーが伝わったのは江戸時代初頭の「長崎の出島」で、オランダ人の商人が持ち込んだと言われています。
最初はビタミン不足を補う役割の薬として始ったそうです。
その後、明治時代になり、西洋文化が積極的に取り入れられるようになり、西洋料理店でコーヒーがメニューに加えられて出されるようになりました。
そして、1888年日本最初の喫茶店「可杏茶館」が東京・下谷黒門町にオープンしました。
この頃はまだコーヒーは高級品扱いだったそうですが、明治時代中期ごろから、少しずつコーヒーを楽しむためのお店が増えていき、
1911年に日本初のカフェとして「カフェ・プランタン」が東京・銀座にオープンしました。
プランタンはコーヒー以外にも洋酒や当時の料理では珍しいソーセージやグラタンなどを提供していたそうです
現代のカフェブームの原点ですね
まとめ
現代人にとってかかせない飲み物となっていったコーヒー。
その香りや味、そして歴史は新しい技術やコーヒーへの情熱が今後さらに進化していくと思います。
こうして歴史や背景を知ることで、ますますコーヒーを深く味わうことができそうですね。
是非、コーヒーの奥深い歴史を思いながら、今日の1杯を飲んでみませんか?
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